【ExcelVBA入門】変数って何だ?1/2【第4回】

今回のテーマは「変数」です。
よみぞう
へ、変数?
えな
そう、変数は種類がいっぱいあるんだけど、とりあえず基本となる三つを紹介するよ!変数を理解することはVBAを使って仕事を瞬殺するための第一歩なんだ。
よみぞう
しゅ、瞬殺?す、すげー!うふふふ
えな
まだ勉強してないでしょ!瞬殺する想像して笑わないで、早速行くよ!
よみぞう
- 変数ってなんだろう?
- 変数とは箱の様なもの
- 変数の宣言
- 変数の名前と種類って…いきなり言われても
- 文字列を扱う変数 String
動画も併せて見てね!
変数ってなんだろう?
まずは動きを見てみよう!
変数はよく「箱」に例えられます。どういう事なのか、実際にコードを実行しながら説明していきます!
色々書いていますけど、HSに注目してください。これが、変数です。まずは実行してみましょう。(F5で実行!)
1と4が表示されましたね?これ覚えてて下さい! 1と4です。ちなみに1と4が表示された部分のことを「メッセージボックス」と言います。
1行目は飛ばしてまずは2行目から詳しく見ていこう!
ここではHSに1を代入しています。
次の行で、HSをメッセージボックスに表示しています。これはMsgbox の後ろのものを表示するというコードです。
Msgbox HSなのでHSの中身である1がメッセージボックスで表示されました。
続いてここ、「HSにHS+3の計算結果を代入する。」という意味です。
今HSの中身は1でしたよね?HSに3を足すといくつですか?
よみぞう
(んー?あ、分かっ…)
えな
そう4になります。
よみぞう
あー早い!回答させてよぉ!
えな
つまりHSに新しく4が代入された訳です。それが、次の行でメッセージボックスとして表示されたというわけです。
よみぞう
変数とは箱のようなもの
ここが、箱に例えられる所以です。
- HSという箱の中身にみかんを1つ入れました
- 追加でみかん3つを箱に入れました
- HSという箱の中身はみかんが4つになりました
ということです。なんとなく分かりましたか?中身を変えられるんですね。
変数の宣言
我々は今から変数を使います!
ではさっき飛ばした1行目、変数の宣言の説明をします。変数は使う前に、変数の名前と、種類 この二つを決めなければいけません。今回でいうと、HSが変数の名前で、Asの後の Longが種類です。Longは整数を指定する時に使いますから、
今からHSという名前の変数を使います!整数専用の箱ですよ!
えな
とエクセルに教えてあげるわけです。これが、変数の宣言という意味です。
Dimの意味とか考えない!
ちなみにDimは変数の宣言で最初に使う言葉です。
ここはとりあえず意味とかは考えないで覚えて下さい。変数の宣言の時に必ず使う言葉、ルールとして覚えてね。
変数の宣言分かったかな?じゃ、実際にえな宣言して!
よみぞう
え?…
えな
今から変数を使います!
えな
(うわ!冗談だったのに、本当にやっちゃった)
よみぞう
あーあれ?何も反応してくれない!
えな
変数の名前と種類って…いきなり言われても
変数の名前
よみぞう、変数の名前ってどうやって決めたらいいの?
えな
ん?ああ、ごめん。じゃもう少しイメージ出来るように言うね
よみぞう
さっきさらって言っちゃったけど、変数の名前について、もう少し詳しく見ていくよ。まず、変数の名前は自分である程度自由に決められます。
- 漢字
- ひらがな
- カタカナ
- 英数字
どれを使ってもOK!記号は使えないヤツがあるので注意が必要だよ。ただ、変数名に使えない文字を使うと、赤反転してすぐ分かるようになってるから、そんなに気にしなくていいかも。赤反転したら違うの考えるくらいでいいんじゃないかなと思います。
変数の種類
変数の種類なんですが、今回は「整数」を指定するLongを使いました、で、他にも色んな種類があるんだけど、とりあえずは三つだけ覚えよう!
- 整数専用 Long
- 文字列専用 String
- オブジェクト専用 Object
整数のLongはさっきやったけど、StringとObjectはイメージできないと思うので、イメージをつかむために実例を紹介します。
文字列を扱う変数 String
Stringは文字列専用の箱
文字列変数Stringを理解するために、今度は↓の変数2というプログラム(プロシージャ)を見ていくよ!
何はともあれ、まずは実行してみよう!
「サンプル」と「サンプル変数」というメッセージが出てきましたね。ここ確認できたら、1行ずつ解説です。
さっきと同じHSという変数名…だけど今回は文字列を扱う変数です。As の後を見て下さい。Stringと書いてますね。これは
今からHSという文字列専用の箱を使います!
えな
という宣言です。
宣言が終わったので、ここで早速“サンプル”という文字列をHSに代入しています。
(「文字列は“”で囲う」でしたよね?)
でHSの中身をメッセージボックスで表示する。なので「サンプル」という言葉が表示されます。
次の行!HS &“変数”を、HSに代入していますね?元々HSにはサンプルという「文字列」が入っていましたから、サンプル と 変数 を合わせて「サンプル変数」という文字列が出てきました。
箱の中身を変更する場合、整数と考え方はそんなに変わらないです。整数の時は + を使っていたのを文字列の時は & を使うくらいです。文字列変数の例はこれで終わりです。
これだけ?
えな
そうこれだけ!ここまでは、そんなに難しくないよね!
よみぞう
…う、うん
えな
難しかったんかい!
よみぞう
次回はオブジェクト変数について解説するよ。少しだけ難しいかもしれないけどここを乗り越えれば、瞬殺仕事人ライフが待っているよ!みんな頑張って!
よみぞう